アパートの外部階段について、交換する時期というのは「古くなったから」という理由だ
けでなく、「より利便性の高いものにしたいから」という理由も中にはあるでしょう。

なんとなくアパートの外部階段というと、「古くなったら修理する」「使えなくなったら
取り換える」などでの交換の理由が思い浮かびますが、今回のテーマのように「居住者が
より使いやすくなるため」という交換の理由もあるということです。

ということで今回は、アパートの外部階段について、交換するタイミングのお話や注意点
など、押さえておきたいポイントを解説していきます。
この記事では、
・外部鉄骨階段を交換するタイミングって？
・外部鉄骨階段を交換するときの注意点は？

この2点を中心に、必要な情報も交えながら見ていきます。

「外部鉄骨階段の交換って、どんなタイミングが良いの？」
さて、まずはアパートの外部階段を交換する際は、どのようなタイミングで行えばよいの
かというお話です。
とはいえ、特に階段を修理するのに特売デーがあるわけでもないので、明確な日時がある
わけではありません。
では交換のタイミングというのはどういう意味か。
それは「居住者に出来る限り影響を与えないタイミング」です。
階段の交換自体は1日で終えることも可能ではあるものの、1日はかかるわけですから朝から夕方あたりまでは使えなくなるわけです。
もちろん前もって居住者さんたちに告知しておくことも大切ですし、居住者さんサイドの
意向や都合も聞いて、予定を立てることも時には必要になるかもしれません。
しかし中には外部に2つの階段がついているアパートもありますね。
こういった場合には、どちらか片方ずつ交換すれば階段が塞がることはありませんが、1
つしか階段が無い場合には、入念な打ち合わせや知らせが必要でしょう。

「交換せずに利便性を伸ばす方法もある」
ここまで「階段の利便性を伸ばす＝階段を交換する」という考えでお話してきましたが、
上記のような交換作業がどうしても難しいとなれば、他の方法も存在しています。
アパートの居住者さんの中には高齢の方もいらして、そのような方からすると「階段の角
度がきつくて上がるのが苦しい」という意見もあるでしょう。
そういった点で利便性を高める場合には、基本的には角度を落として緩やかな階段に交換
する、という方法が思いつくかと思います。
ですが、交換が難しいとなれば、階段はそのままにして手すりをつけるだけという方法も
ああるでしょう。
これなら階段そのものは交換しないので手間も予算もかかりませんし、高齢の方の上り下
りを助けてくれます。

「せっかく交換するなら居住者さんの意見も聞きたい」
もし交換をする予定が立ち、居住者さんへの告知や了承ももらえたら、元々計画している
利便性意外にどのような機能が欲しいのか、実際に居住者さんたちに聞いてみるのも一つ
の手ですね。
結局一番階段を利用されるのは居住者さんたちですし、アパートそのものの向上にもつな
がります。
最初は「高齢者の方々のために角度を緩くしたい」といった希望だったかもしれませんが
、「プライバシーを守るための加工を施したい」や「屋根を付けて日差しを防ぎたい」な
どの希望も出てくるかもしれません。
モノによっては予算にも影響が出るかもしれませんが、「せっかく交換するのなら」とい
う考えを持ち、一度検討しても良いかもしれませんね。

「場合によっては大掛かりな工事になる可能性もある」
先ほどは「交換自体は1日で終わることも可能」だという風にお話しましたが、必ずしも
すべての交換作業が1日で終わるというわけではありません。
場合によれば塗装工事や基礎工事を行うこともあるでしょうし、足場などを組む大きな工
事になる可能性もあり得ます。
そういったことも踏まえて、業者とは入念な打ち合わせをすることが重要です。

そういった時こそ居住者さんたちへの告知も重要になってくるので、トラブル防止のため
にもしっかりとした予定を組んで行いましょう。

「まとめ」
ここまで、アパートの外部鉄骨階段について、交換のタイミングや注意点などのポイント
を解説してきました。
タイミングと言っても明確な日時ではなく、「なるだけ居住者さんたちに影響を与えない
タイミング」という意味です。
中には朝から夕方まで1日で終わる交換作業もありますが、いずれにしろ居住者さんたち
への告知は必要ですし、逆に足場を組むなどの大掛かりな工事になってしまうこともある
ので、業者との入念な打ち合わせが必要です。
また予算や都合の関係上利便性を高めたいものの交換まではできない、ということもある
でしょう。
もし高齢者の方の上り下りに関しての改善であれば手すりを付けるなど、階段そのものを
交換するまで行かない方法でも、十分利便性を高める方法というのはあります。
そして本当に交換するということになれば、居住者さんたちから意見を聞いて機能を付け
足すというのも良い改善につながるかもしれませんね。