アパートを経営しているオーナーさん方には、「最近アパートの外部鉄骨階段がサビてきた、修理するために工事しないとな」と悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
アパートに住んでいる居住者の方々のためにも、メンテナンスはしっかりと行う必要がありますよね。
とはいえ「こういう修理って規模が大きくなりそうで、お金もたくさんかかりそうだな」と感じているオーナーさんもいるのではないでしょうか。
しかし実は、鉄骨柱のサビなどは、大きな工事をしなくても修理できるかもしれません。
ということで今回は、アパートの外部鉄骨階段など、サビた鉄骨柱を修理する工事について、お話していきます。

また鉄骨のカバー補強についても解説していきます。

この記事では、
・鉄骨柱のサビを修理するのにはどれくらいの工事が必要か
・鉄骨のカバー補強とは
この2点を中心に見ていきましょう。

「アパートの外部鉄骨階段など、鉄骨柱のサビを修理するための工事はどのようなもの？」

アパートによくある外部鉄骨階段ですが、やはり鉄なのでいずれサビてきますよね。
階段を支えている鉄の柱の部分もサビてくるのですが、そういった部分のサビを修理する際にはどのような工事が必要なのでしょうか。
ネット上に上がっていた事例を紹介すると、「建物の構造部と鉄柱がつながっていて、玄関前のスペースを確保している」というものがありました。
そしてその鉄柱がサビているが、どうしたら良いのかという相談内容でした。
このような事例の場合には、

サビている鉄柱をそのままにして補強する工事で大丈夫なようです。

もちろん「どれだけのダメージを受けているか」や「どのような原因でダメージを受けたのか」という部分によって多少対応は変化する場合がありますが、建物自体にメスを入れるなどという大きな工事は要らないということです。

しかしあくまで事例であり、サビ方などのチェックポイントによって対応は変化していくと思われますので、しっかりと業者に相談してから工事することは必要かと思います。

またサビが確認される鉄柱が2、3ミリ程度の厚みしかない角パイプだった場合、表面がサビてきた時点でほぼ強度は失われています。
「内側が空洞となっているパイプの場合、サビが表面に出ている段階で強度は失われる」という部分が問題となりますね。

「サビた鉄柱の延命させる工事とは」
さて、一つ前の章で問題点を明記しました。
その問題を解決すべく、2パターンの修理方法をお話します。
まず1つ目の方法は、元々の鉄柱を使ったまま、新たに鉄板を巻くようにして溶接すると
いうものです。
元々ある鉄柱を再度使用することができるため、そこまで大掛かりな工事になりませんし
、強度を復活させることが可能です。
そして2つ目の方法は、鉄柱の根元に穴が開いた場合の方法で、根元にコンクリートを巻
くというもの。
そもそも根元に穴が開くというのは、雨水が入りやすいところでもあり、いわば鉄柱の弱点でもあるでしょう。
そのためその弱点をコンクリートで巻くことにより、雨水が入るのを阻止するという方法になります。

「鉄骨のカバー補強とは」
さて、アパートの外部鉄骨階段のサビについて、上からテープを貼って塗装しているだけという対処がされているところも多くあります。
決して悪い対処法だというわけでは無いのですが、テープで隠れているだけに、サビが大きく成長していることに気が付きにくいのです。
しかしそうした際でもしっかりと対応する術はあり、その方法こそが「鉄骨のカバー補強」なのです。
これは元々の鉄骨を残したままその上から新たな銅板をかぶせ、溶接して強くするという方法。
大掛かりな工事ではないものの、しっかりと強くさせることができる方法であり、サビた部分を取り換えるといった工事のコストより半分以上コストが抑えられるので、比較的気軽に行えるものでもあるでしょう。

「まとめ」
ここまで、アパートの外部鉄骨階段について、鉄柱のサビの修理についてや、カバー補強についてまとめてきました。
鉄柱のサビの修理については、元々あった鉄骨に新たな鉄板を巻く方法や、根元のサビである場合には根元にコンクリートを巻いて雨水の侵入を阻止するという方法も紹介しました。
またカバー補強については、これも元々ある鉄柱のまま、新たな合板を巻いて溶接するという方法で、大掛かりな工事ではないものの、しっかりとした強度を手に入れることができます。
いずれも効果のある修理方法ではありますが、時と場合に応じて必要な修理方法は異なりますので、しっかりと業者と相談することが大切です。

改めて今回は、アパートの外部鉄骨階段について、様々な修理方法を紹介しました！