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「アパートの鉄骨外部階段、サビついたままの塗装についてや耐0久年数について!」

 

最近では“家賃収入”という形の副業も出てきており、アパート経営をされている方も多いかと思います。

もちろんどのオーナーさんもとことんアパートのメンテナンスには力を注いでいらっしゃるかと思いますが、その中で一つ、外部についている鉄骨階段についてのお話です。
鉄骨階段がサビついてきたときに、そのサビを隠すように塗装をしたりテープで巻いたりといったことはしていないでしょうか。

そういった何気ない行動が、安全性の面で逆効果になる可能性もあるのです。
そこで今回は、アパートの外部鉄骨階段について、サビがついたままの塗装についてや耐久年数について、解説していきます。

 

この記事では、
・アパートの外部鉄骨階段の耐久年数
・サビついたままでの塗装では何が危ない?
この2点を中心に解説していきます。

 

「塗装無しの鉄骨階段は、放置していれば10~15年程度で寿命が来る」
かなり驚いている方もいるのではないでしょうか、10~15年と聞くと早いように感じますよね。
明確に「普通」という基準がないのではっきりとした数字は言えないものの、塗装コーティングや腐食補修されていない状態ですと、外部鉄骨階段は放置状態だと10~15年程度でボロボロな状態にまでなってしまうでしょう。

実は完全なボロボロ状態になる前から、鉄骨階段からは危険信号が出ているのです。

その合図の順番は、
①階段の表面にサビがちらほら
②鉄骨の中にサビが侵食していく
③鉄骨の強度自体が少しずつ奪われていく
④安全性に不安が出る

こういった感じになっています。

 

大概のオーナーさんは②③あたりで修理を依頼するようですが、正直住民側からすると③の時点でもかなり不安を覚えますよね。

できれば①の状態に気が付いた頃から修理を検討しても良いかもしれません。
そしてなぜここまでサビに恐れているかというと、サビというのは内側からじわじわ来るので、外から見ただけでは気づきにくいということがあるからです。
外見では小さな穴でも、内側ではどんどんと腐食が進行していることも想定されるようです。
そのため油断せずに判断しましょう。

 

 

「サビを修理しないうちに上から塗装するのは危険」
先ほどの章のようなサビを見つけて修理業者へ依頼するのは良い判断であるのですが、アパートの塗り替えなどをする際に、鉄骨をサビの上から塗装してしまうと、

とても危険です。
サビ修理の業者さん方も現地調査をする際に、その部分を見たり触ったりして診断していきますが、上から塗装されていると正確に診断することが難しくなってしまいます。
もし塗装した後に診断をするという事態になれば、いくら業者だとしても「塗装する前の階段に強度の心配がなければ…」「塗装前に補強がなされていれば…」などという憶測が混じった診断になってしまうのです。
それでは100%正確といえる診断をすることが難しくなります。
確かに塗装業者でも、塗装前に既存しているサビの腐食を落とすなどの作業はするのですが、その作業後にサビが拡大していたり強度が落ちていたりしても、パテで埋めたりテープで覆ったりという処置のみで終わらせられているケースも想定されます。
このようないわば簡易的な対応では、やはり修理をしたとは言えません。
そしてそういった事態でもオーナーさんや住民さん方が気づけないというのが、一番怖いところです。

 

「サビの修理は塗装前に行うことが重要」
一つ前の見出しでお話した通り、サビをそのままにしたまま塗装してしまうと、刻々と近づいている危険に誰も気が付くことができないという事態になる可能性があります。
サビの進行というのは目で見ただけでは中々見つけづらいことでもあるので、定期的に鉄骨の健康診断をすることをおすすめします。

万が一ですが、「まぁ階段ちょっと崩れたくらいなら…」と思っているオーナーさんもいるかもしれません。
ですがその感覚は、はっきり言ってオーナーとして正した方が良いものです。
アパートのオーナーさんには設備メンテナンスをする義務があり、「民法601条」となっています。
しっかりとオーナーとしても役目を果たしていきましょう。

 

 

 

 

「まとめ」
ここまで、アパートの外部鉄骨階段について、耐久年数や塗装についての問題などをお話してきました。
何も塗装がない状態であると10~15年程度の耐久となり、定期的な点検も必要でしょう。またサビを修理しないまま上から塗装をするのも危険で、正確な診断をできないまま憶測を交えた診断となってしまいます。

やはりそれでは安全性を保障することは難しいでしょうし、アパートの設備メンテナンスを行うというオーナーの義務を問われるところでもあります。
万が一崩壊ということになれば住民の体さえ危険にさらされるので、しっかりとメンテナンスを行っていきましょう。

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