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積雪地帯のよくあるトラブルとは？

カーポートのトラブルについて見ていきましょう。

カーポートの損壊

大量の雪がカーポートの屋根に積もり、その重みに耐え切れずに構造物が破損するケースがあります。

道路への雪やツララの落下

積雪やツララが道路に落下することで、通行人や隣地にも影響が及ぶ可能性があります。

カーポートの耐積雪強度とは？

カーポートは商品ごとに耐積雪強度が設定されており、これは何cmまでの積雪に耐えられるかを示すものです。一般的な耐積雪強度は20cm、50cm、100cm、150cm、200cmなどがあり、地域の積雪量に合わせて選ぶ必要があります。

耐積雪強度を超える積雪がある場合、カーポートが崩れてしまうため注意が必要です。また、カーポートの耐積雪強度は雪の種類によっても変わり、実際に耐えられる積雪量はカタログに記載されている値よりも少なくなることもあります。雪の降る地域ではその地域の平均的な積雪量とカーポートの耐積雪強度を比較し、十分な性能を持つものを選びましょう。

耐雪カーポートの設置費用について

耐雪カーポートの設置費用は、サイズやメーカーなどの要素によって異なります。一般的に、車1台分のカーポートの場合、本体価格は40万円～50万円程度が相場とされています。2台用の場合は、60万円～80万円程度が相場です。

耐雪カーポートを設置する際には、本体価格に加えて材料費、施工費用がかかります。また、交換や再設置を行う場合には、解体・撤去に4万円～15万円程度が必要です。予算内に収まるかどうかわからない場合は、施工業者に確認することをおすすめします。

雪下ろしをはじめる目安

カーポートの雪下ろしをはじめる目安は、以下のとおりです。

60cm程度の積雪がある場合に雪下ろしを行う

一般的なカーポートの耐積雪量は、60cm程度です。そのため、雪下ろしは、雪が60cm程度積もった時点で行うとよいでしょう。

積もりきる前に早めに雪下ろしをする

カーポートの上に雪が積もったまま放置すると、雪が固くなり重くなります。作業がより困難になってしまうため、カーポートの雪下ろしは、雪が積もりきる前に行いましょう。

雪の除去方法

カーポートの雪を除去する際には、雪が雪崩のように落ちてくる可能性を避けるために、横から雪を下ろすことが重要です。まずは、雪庇を取り除き、徐々に中央に向かって雪を下ろしていきます。最後に、前の部分の雪を除去します。

雪の除去時の注意事項

雪を除去する際には、3つの注意点を守ることが重要です。まず、時間が経った雪には水をかけないことです。雪が凍ってしまうと、水をかけることで雪が重くなり、カーポートに負荷がかかる可能性があります。

次に、屋根や脚立に乗らないことです。安全のためにも、自分が高い場所に上ることは避けましょう。雪で滑って怪我をする可能性やカーポートが損傷する可能性があります。

3つ目は、融雪剤を使用しないことです。融雪剤には塩化カルシウムが含まれているため、カーポートの金属部分がサビてしまう可能性があります。